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バレエダンサー吉田都の魅力とは?!【経験者から見た印象】

2021年1月9日

 

こんにちは!

 

皆さま、バレエダンサーの吉田都さんをご存じでしょうか?

 

世界三大バレエ団の一つ、英国ロイヤルバレエ団でトップで踊り続けたロイヤルの至宝

 

そして、今は日本の新国立劇場バレエの芸術監督を務められています。

 

きなこ
先日、NHKの「プロフェッショナル」でも取り上げられ、話題となっていましたね!

 

今回は、改めて吉田都さんの魅力を経験者の視点から語りたいと思います。

 

  • 吉田都さんがについて知りたい方
  • 経験者からみた吉田都さんの魅力を聞いてみたい方
  • トップバレエダンサーがどんな人なのか興味がある方

は、ぜひ参考にしてください♪

 

なお、2021年1月11日(月・祝)には、吉田都さんが監督を務める新国立劇場バレエの「ニューイヤー・バレエ」がなんと無料で配信れます。

 

観に行く予定だった方、家で何も予定がない方、三連休何しようか迷っている方は観るしかないですよ!!

ニューイヤー・バレエについて詳しくはこちら

 

では、参りましょう!

 

バレエダンサー吉田都さんの魅力とは?!【経験者から見た印象】

 

日本のバレエ界の宝、吉田都さん。

まずは、基本情報から見ていきましょう♪

 

吉田都さんのプロフィール

引用:facebook

 

プロフィール

名前:吉田 都(よしだ みやこ)

出身:東京都国立市

生年月日:1965年10月28日

身長:158cm

所属:新国立劇場舞踊芸術監督

元英国ロイヤルバレエ団、バーミンガム・ロイヤルバレエ団 プリンシパル

 

海外の背の高いダンサーと踊っていらっしゃるのを見ると小柄な印象でしたが、158cmと聞くと意外と身長はあるのですね…!

 

ロシアのマリインスキーバレエ、フランスのパリ・オペラ座バレエに並ぶ、世界三大バレエ団の一つ、イギリスの英国ロイヤルバレエ団にて、約14年間も最高位であるプリンシパルとして踊り続けました。

 

2009年11月に英国ロイヤルバレエ団を退団され、2020年9月より新国立劇場の舞踊芸術監督としてご活躍されています。

 

また、私生活では日本人で、サッカーのエージェント「イングランドFA認定 選手代理人」である遠藤貴さんとご結婚されています。

 

バレエダンサー吉田都さんの魅力

 

さて、ここからは吉田都さんの魅力について語っていきます。

 

これまでの経歴から、バレエダンサーとして、芸術監督として、そしてとしてという3つの側面から見ていきましょう♪

 

完璧な踊りを踊るバレエダンサー

 

全てのダンサーの憧れの踊り

英国ロイヤルバレエ団という、世界のトップのバレエ団で、「至宝」とまで敬愛されていた吉田都さん。

 

少しその踊りを見てみましょう。

引用:YouTube

 

上記の動画は、『くるみ割り人形』より、グランパドドゥです。

 

私が初めて吉田都さんの踊りを見た時の印象は、「すごく高く飛ぶ人」でした。

 

小柄で華奢な都さんですが、一つ一つの踊りにキレがあって、踊っている間はまったく小さく見えません。

 

ロイヤルバレエの重鎮であるピーター・ライトさんも、都さんの身体能力は完璧だと思ったそうです。

 

 

また、上記の動画も見ているとわかりますが、回転速度も速いですね。

 

首がもげるんじゃないかというくらい、激しく首をきっていると思います。

 

 

さらに、ただ身体能力が高いだけでなくて、力の入れどころがとても理想形に近いなと感じました。

 

「こうやって踊れたら完璧だな…。」という、その通りの踊りをするのです。

 

ここは柔らかく、とか、ここは激しく、とか、ここは決めるとか。

 

全ての動きが理想に近いと思います。

 

この理想的な力の入れ具合によって、都さんの身体表現は卓越したものになっています。

 

 

都さんの踊りを見ていると、まさに、全ダンサーがたどり着きたい場所に限りなく近いところにいる方だなと、感じます。

 

 

踊りへのストイックな姿勢

吉田都さんは、なぜこのような完璧な踊りができるのでしょうか。

 

様々なインタビューやドキュメンタリーを見ていると、都さんのストイックな性格にヒントがありそうでした。

 

 

まず、都さんは卓越した表現力をお持ちですが、表現はもともと得意ではなかったそうです。

 

ピーターライトさんには「顔がない」と言われたほど。

 

それでも、ピーターライトさんの熱い指導に、泣き出してしまうこともあったとか。

 

それでも、都さんはあきらめず努力し、卓越した表現力を手に入れられました。

 

今では、都さんの踊りを語るには欠かせない魅力になっています。

 

 

また、都さんの踊りは一つ一つのポジションがどても正確です。

 

どの角度から見ても、美しいポーズ。

 

そして、どんなに遠くからでもわかるようなクリアな動き。

 

これらを作り上げるには相当な集中力、またそれを意識しないでもできるようになるための練習量が必要です。

 

つまり、日ごろから気が遠くなるような基礎を積み重ねられていることが、よくわかります。

 

 

このように、苦手を克服するまで努力する姿勢や、徹底して基礎を積み上げるストイックさが、都さんの洗練された理想的な踊りを作り上げているのですね。

 

 

バレエ魂を存分に伝えていく芸術監督

 

吉田都さんは、現在はバレエダンサーではなく、芸術監督のお仕事をされています。

 

その様子が、『プロフェッショナル』でも映されていましたが、ダンサー時代の情熱がそのまま溢れているなと感じました。

 

 

バレエに限らず指導経験がある人は分かるかと思いますが、自分がやってきたことしか指導できません

 

しかも、バレエというのは自分の体を使うものですので、これまでの踊りの癖や普段の姿勢などが染みついていて、自分の踊りも他人の踊りも、簡単に直すことは難しいのです。

 

でもそのあたり、都さんは世界のトップのバレエ団で積み重ねられてきた努力がとてつもなく多いですので、一つ一つの指導がとても的確で、響きます。

 

 

また、都さんの指導を見ると、それぞれの踊りについて「目指したい姿」がはっきりしているなぁと感じます。

 

大きな舞台で、たくさんのお客様に囲まれて、理想の踊りを踊る姿が。

 

それも、トップで踊り続けてきた都さんならではですし、ついていけば絶対に成長できること間違いないでしょう。

 

 

芸術監督として吉田都さんが作り上げるバレエは、都さんのバレエ魂が団員の皆さまの奥底までしみ込んで、新たな日本バレエの形を見せてくれるのではないかと楽しみにしています。

 

 

吉田都さんという人物が持つ魅力

最後に、バレエダンサーや芸術監督という肩書をとった、吉田都さんの人としての魅力に注目してみましょう。

 

笑顔

 

まず、笑顔がとても素敵です。

 

トップで踊り続けていた時も、芸術監督として団員の皆さんに接しているときも、メディアの前でも、都さんはどんな時でも変わらない素敵な笑顔を見せてくれます。

 

そんなこと?と思うかもしれませんが、これはとても重要なことです。

 

特に、バレエを指導する時、先生方のスタイルは様々ですが、笑顔で指導してくださる先生はそれほど多くないと思います。

 

もちろん、中には素敵な笑顔で指導してくださる人もいるかと思いますが、私の感覚としてはそう多くありません。

 

どちらかというと、鋭い目で、口調も厳しい先生が多い印象です。(偏見かもしれませんが…)

 

けれど、都さんの指導は笑顔で、生徒さんの背中をどんどん押していくような感じがします。

 

ただでさえ厳しい、バレエの世界。

 

先生が笑顔でいるだけで、生徒さんの心は救われることがあるのです。

 

このような笑顔の効果を、都さんは痛いほどわかっているのでしょう。

引用:facebook

 

バレエの先生の印象に関しては、下の記事でもお話ししています。

参考なぜバレエの先生は怖いのか??【先生を観察して分かったこと】

  読者の皆さまの中には、バレエの先生と聞くと「怖い」イメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?   テレビ番組などでたまにバレエ教室やレッスン風景が取り上げられますが、その ...

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凛とした佇まい

 

これはバレエを習っている人であれば、誰でもそうかもしれませんが、吉田都さんの佇まいは凛としていてとても美しいです。

 

身体的にも、精神的にも、しっかり一本の筋が通っていることの表れのように思います。

 

引用:facebook

 

遠くからでもわかる美しさ。

 

いつまでも若々しい

 

女性に年齢を聞くのは失礼かもしれませんが、吉田都さんは2021年1月現在、55歳でいらっしゃいます。

 

 

引用:Instagram

 

…とてもお若く見えるのは、私だけでしょうか?

 

俳優さんにも通じるかもしれませんが、演技力に優れている人は、年齢を詐称することができると思います。(言い方がよろしくないですが。)

 

よく、30代の俳優さんで学生の役をやったりしても、違和感のない人がいますよね。

 

同じように、都さんは40代にでも現役で踊られていましたが、舞台に立つときはいつも少女でした。

 

 

これは自論ですが、どんな道でもトップを走っている人たちは、本当に若々しい人が多いと思います。

 

それは、いつまでも「挑戦」する気持ちがあり、若者特有の輝きを失っていないからなのではないでしょうか。

 

40代になられても常に自分を磨き、さらになる理想の踊りへの挑戦をし続けていた吉田都さんは、ダンサーを引退し芸術監督になった今でもその志は変わっていないゆえ、若さを失っていないのだろうなと思います。

 

バレエダンサー吉田都さんのバレエが見たい!!

 

現役引退されてしまいましたが、吉田都さんの踊りはまだまだ見ることができます

 

伝説の「ロイヤルの至宝」の踊りを、手元に置いておいて損はないでしょう。

 

英国ロイヤルバレエ『くるみ割り人形』(2009)

退団を間近に控えた吉田都さんと、人気の若手ダンサースティーヴン・マクレイの華麗な共演です。

 

洗練された都さんの金平糖の精、バレエ好きならぜひ目に焼き付けましょう!

 

 

英国ロイヤルバレエ団の『くるみ割り人形』のあらすじは、下記の記事でご紹介しておりますので、

よろしければご参考ください♪

参考ロイヤルバレエ「くるみ割り人形」のあらすじは?見どころもご紹介!

  皆さま、今年もクリスマスが近づいてきましたね…!   クリスマスと言えば、そう。「くるみ割り人形」です!!   ところで「くるみ割り人形」は、上演するバレエ団によって ...

続きを見る

 

Miyakoレッスン 吉田都のエッセンス・バレエ・クラス

こちらは、吉田都さんのレッスンを体感できるコンテンツです。

 

新国立劇場バレエの団員さんと、同じ気分を味わえるかも…!

 

美しい吉田都さんのお手本を見ながら、バレエの初心者から上級者まで、基礎を学び直したい方はぜひ♪

 

 

おわりに 日本バレエ界の宝、吉田都さん

 

ここまで、吉田都さんについてご紹介してきました。

 

日本人として初めて世界のトップバレエ団で、トップダンサーとして踊り続けた都さん。

 

新国立劇場の舞踊芸術監督としてのこれからの歩みは、日本バレエ界に大きな変化を促すきっかけとなるかもしれません。

 

吉田都さんのさらなるご活躍を、応援していきましょう♪

 

冒頭でもお伝えしましたが、2021年1月11日(月・祝)には、中止が発表されていた新国立劇場バレエの「ニューイヤー・バレエ」がなんと無料で配信されるそうです。

 

行く予定だった方、家で何も予定がない方はぜひ一緒に観ましょう♪

ニューイヤー・バレエについて詳しくはこちら

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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kinakomochi

こんにちは!kinakomochi(きなこ)です。 この先の未来にも、ずっとずっと芸術が残っていますように…!願いを込めて、このブログをはじめました。バレエ歴18年。 好きなもの:バレエ、ピアノ、読書、アイドル、映画、和菓子

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