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バレエ「キューピッド」ってどんな踊り?【役柄を解説】

2020年9月12日

 

皆さま、バレエのキューピッドの踊りって見たことありますか?

 

バレエコンクールの定番でもあるこの踊りは、とってもかわいらしくて、短いけど見ごたえのある、楽しい踊りです。

 

本記事では、そんなバレエの「キューピッドの踊り」について、解説していきたいと思います。

 

具体的には、以下の内容についてご紹介します。

 

  1. そもそも、キューピッドってなに?
  2. バレエにおけるキューピッドの役柄とは
  3. キューピッドの踊りについて

 

きなこ
それでは、可愛らしいキューピッドを見ていきましょう♪

 

バレエ「キューピッド」ってどんな踊り?【役柄を解説】

 

キューピッドと聞いて思い浮かぶのはやはり、「恋のキューピッド」でしょうか。

 

背中に羽が生えていて、ハートの弓矢を持っているような…?

 

まずは一般的なキューピッドについて、見ていきましょう。

 

そもそも、キューピッドってなに?

 

キューピッドは『ローマ神話』に出てくる、翼の生えた「愛の神」です。

 

正しい表記は「cupido」で、読み方は「クーピドー」や「クピド」。

これを英語読みしたのが、「キューピッド」です。

「エロス」や「アモール」などとも呼ばれます。

 

キューピッドは「黄金の矢」を持っており、それに射抜かれるとその時見ていた人に恋に落ちてしまいます。

 

キューピッドの姿は、幼い子供や若い青年などいろんな姿で描かれますが、共通しているのは「とてもいたずら好き」であること。

 

きなこ
そりゃあ人の恋心を弄ぶことができたら、楽しいでしょうね。

 

ローマ神話の中では愛と美の神「ウェヌス」の従者のように描かれています。

 

そのため、キューピッドが矢を放つのは自分の意志ではなく、ウェヌスの命令によるものがほとんどであったり…。

 

また、キューピッドは実は「黄金の矢」ともう一つ、「鉛の矢」を持っています。

 

「鉛の矢」は「黄金の矢」とは反対に、相手を激しく拒絶する矢です。

 

きなこ
恋の反対は拒絶ね…。

 

こんな感じで、キューピッドは人の感情を激しく左右する力を持つ、「愛の神」なのです。

 

バレエにおけるキューピッドの役柄とは

 

バレエにおいてキューピッドは、『ドン・キホーテ』という作品で登場します。

 

『ドン・キホーテ』は、ある頭のおかしい老人の名前です。

ドン・キホーテは自分がある物語の登場人物である「騎士」だと思い込んでいます。

老人は「ドルシネア姫」という空想上のとても美しい女性を思い描きながら、旅に出ます。

 

しかし旅の道中で、ある男女のカップルのいざこざに巻き込まれてしまいます。

そして、そのカップルの女の子(キトリ)は、まさに思い描いていた「ドルシネア姫」にそっくりでした。

ドン・キホーテはキトリをドルシネア姫だと勘違いしますが、途中、夢の中でキューピッドに導かれて本物の「ドルシネア姫」に出会い、違う人だと気づきます。

その後、ドン・キホーテはキトリの味方となり、男女カップルを結ばせて、その地を去ります。

 

きなこ
キューピッドはドルシネア姫と老人を引き合わせたのね!

 

キューピッドは、ドン・キホーテの「夢」の中で出てくるキャラクターです。

 

ドン・キホーテを導きドルシネア姫に会わせ、そこでドン・キホーテに向かって「黄金の矢」を放ちます。

 

それからはドン・キホーテとドルシネア姫の間に入ってちょっとだけ邪魔したりする、とても可愛らしい役です。

 

キューピッドの踊りについて

 

さて、実際にバレエのキューピッドの踊りを見てみましょう。

 

引用:YouTube 

 

私の大好きなマリインスキーバレエキューピッドです。

 

ダンサーはエフゲーニャ・オブラスツォーワさん。

 

きなこ
どうでもいいと思いますが、私この方と誕生日同じです…!奇跡!

 

バレエの衣装では少し珍しい、超ショート丈のスカートに、くるくるパーマのかつらがとてもキュートですね。

 

そしてとんでもなくスタイルがいい…。

(これはキューピッドに関係ないです)

 

曲はおよそ1分14秒と、とっても短いですが、華麗な足さばきや回転で見ごたえのある踊りです♪

 

踊るときは、曲のスピードに負けないようにポーズをしっかり見せること、回転は一つ一つ丁寧に行先を見失わないこと、全体的に体重を感じさせないくらい軽やかに踊ること、を意識すると、素敵なキューピッドになると思います!

 

あとは、キューピッドはどちらかというと「少年」のような印象がありますので、女の子らしく可憐に…というよりは、ちょっとやんちゃな感じをイメージすると、よりリアルになるかもしれませんね。

 

おわりに バレエのキューピッドを楽しもう!

ここまで、バレエの「キューピッドの踊り」を見てきました。

キューピッド、とても楽しい踊りですね。

 

「キューピッドの踊り」だけを見てもいいですが、やはり『ドン・キホーテ』の作品の中で見ると一味違う印象になります♪

 

様々なバレエ団の、様々なダンサーのキューピッドを見て、お気に入りの「キューピッド」を見つけてみてください!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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kinakomochi

こんにちは!kinakomochi(きなこ)です。 この先の未来にも、ずっとずっと芸術が残っていますように…!願いを込めて、このブログをはじめました。バレエ歴18年。 好きなもの:バレエ、ピアノ、読書、アイドル、映画、和菓子

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