皆さま、バレエダンサーのスヴェトラーナ・ザハロワさんをご存じでしょうか?
ザハロワさんは21世紀世界最高のバレリーナの一人です。
バレエを好きな人で、ザハロワさんを知らない人はもはやいないでしょう。
今回は、そんなザハロワさんについて、ご紹介します。
目次
世界最高のバレリーナ、ザハロワってどんな人?
始めに、ザハロワさんのプロフィールをご紹介します。
引用:Instagram
スヴェトラーナ・ザハロワ
生年月日:1979年6月10日
出身:ウクライナ ルーツィク
国籍:ロシア
所属:ボリショイ・バレエ、ロシア共和国与党
家族構成:夫、娘
1979年生まれ、ということは、2020年現在なんと41歳…?!
綺麗すぎますね…。まさに美魔女(死語??)
まだまだ現役のバレエダンサーです。
ボリショイ・バレエのプリンシパル
ザハロワさんは2020年現在、ロシアの代表的なバレエ団であるボリショイ・バレエにて、最高位のプリンシパルとしてご活躍されています。
踊りのレパートリーは、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「ラ・バヤデール」「ジゼル」「ドン・キホーテ」など有名なクラシックバレエ作品のほか、マクラミンの「マノン」やバランシンの「アポロ」などのモダン作品もお手の物。
ボリショイ・バレエに移籍する前は、同じくロシアのライバルともいえるバレエ団、マリインスキー・バレエにてプリンシパルとして在籍していました。
2001年に、パリ・オペラ座にて「バヤデルカ」を披露したところ大絶賛され、ミラノ・スカラ座やアメリカン・バレエシアターなど、世界中で活躍するようになったのです。
まさに、世界中の人を虜にするダンサー!
また、ザハロワさんはロシア共和国与党の国会議員でもあられます。
プーチン大統領もファン
ザハロワさんの有名なファンの一人は、なんとロシアのプーチン大統領!
ザハロワさんの誕生日には、彼女の才能と努力、そして世界中での活躍をたたえた直々のお祝いのメッセージが、クレムリン公式に掲載されました。
2005年には「ロシア功労芸術家」、2008年には「ロシア人民芸術家」に選ばれるなど、正真正銘、ロシアの偉大な芸術家の一人です。
私生活も充実
ザハロワさんは私生活も充実しています。
夫はロシアの有名なヴァイオリニストである、ヴァディㇺ・レーピン。そして娘のアンナ・レーピナ。
引用:Instagram
ヴァイオリニストの父と、バレエダンサーの母とは、なんとも芸術一色の家族!
ザハロワさんの雑誌のインタビューでは、娘にはバレエの道を進めたくないという話もありましたが、娘のアンナちゃんは体操の大会で優勝するなど、お母さんの血がしっかり受け継がれているようです!
引用:Instagram
ザハロワのバレエの魅力
さて、ザハロワさんは世界最高のバレリーナと言いましたが、どのあたりが最高なのでしょうか。
バレエ経験者の私から見たザハロワさんが世界最高の理由を、3つご紹介します。
- 抜群のプロポーション
- 表現力が高い
- 正確な技術
抜群のプロポーション
ザハロワさんといったら、なんといっても抜群のプロポーションです!
引用:Instagram
バレエに必要な才能についての記事でも触れていますが、バレエにおいて身長と手足の長さは死活問題です。
そして、こんなにバレリーナのお手本のような手足の長い人、私は初めて見ました。
ザハロワさんの身長はなんと175cm。
お顔も小っちゃくて、同じ人間とはとても思えません。。
とにかく、立っているだけで舞台に映えまくりなんですね。
本当に美しい。
このプロポーションを持っているだけで、もうバレエの天才です。
表現力が高い
ザハロワさんのすごいところは、前項で述べた才能の塊である長い手足を120%生かす表現力にあります。
長い手足って、見た目ではものすごく有利ですが、実は使いこなすのは非常に難しいです。
ほら、よく小さい方が小回りが利くと言いますよね。
バレエも同じで、きゅっと詰まった体型の方が、体は扱いやすい傾向があります。
しかし、ザハロワさんはこの素晴らしく長い手足を存分に生かして、圧倒的な表現を見せてくれます。
引用:YouTube
動画は「白鳥の湖」より、黒鳥オディール登場のシーンです。
魅惑的なオディールの表情と、まさに「鳥」のような手足のなめらかな動きにくぎ付けになってしまいます。
正確な技術
ザハロワさんの踊りはポジションがとても正確です。
そのため、見ていてとても清々しい気持ちになります。
引用:YouTube
上の動画は「ファラオの娘」のヴァリエーションです。
「ファラオの娘」はレッスンの振付に出てくるような、基本的なポジションが多い踊りですが、どこを切り取ってもポジションが崩れていませんね…。
恐るべき正確さです。
ザハロワさんの踊りを見るたびに、基礎練習の大切さを身に染みて感じます。
ザハロワ鑑賞におすすめの作品
さて、ここまでザハロワさんについてご紹介してきましたが、実際にザハロワさんの出演されている作品を鑑賞したくなった方も多いのではないでしょうか?
そこで!ザハロワさんが大好きな私から、おすすめのDVDを3つご紹介します♪
- 白鳥の湖
- ラ・バヤデール
- ジゼル
DVDはすべてミラノ・スカラ座のものをご紹介しております。
イタリアの貴公子、ロベルト・ボッレとの彫刻コンビをご堪能いただけます…!
白鳥の湖
ザハロワさんのおすすめ作品、一つ目は王道バレエの「白鳥の湖」です。
ザハロワさんのオデットはまさに「白鳥の化身」ですので、何回でも観れます。
オデットと、オディールの鮮やかな踊り分けもぜひお楽しみください♪
ラ・バヤデール
ザハロワさんのおすすめ作品、2つ目は「ラ・バヤデール」です。
インドの舞姫ニキヤと、戦士ソロルの身分違いの恋のお話。
ザハロワさん自身も「踊りたい!」と願っていた、思い入れの強い作品です。
美しく儚いニキヤは、ザハロワさんのイメージにピッタリ過ぎて、もはやニキヤにしか見えません。
ジゼル
ザハロワさんのおすすめ作品、3つ目は「ジゼル」です。
村娘の可憐で少し弱弱しいジゼル、そして死後ウィリとなったジゼルの美しさといったら…。
ザハロワさんは弱冠17歳で、初めて「ジゼル」を踊り、ロンドンの批評家に「マカロワ以来こんな美しいジゼルは見たことがない」と言わしめました。
踊りももちろん素敵ですが、ジゼルの喜怒哀楽の様々な表情の変化にも注目です!
おわりに ザハロワのバレエを堪能しよう
ここまで、21世紀世界最高のバレリーナ、スヴェトラーナ・ザハロワさんについて紹介してきました。
以下に、要点をまとめます。
- ザハロワさんは、ボリショイ・バレエのプリンシパル。
- ザハロワさんのバレエは、プロポーションの良さ、高い表現力、正確な技術が魅力。
- ザハロワさんのおすすめ作品は、白鳥の湖、ラ・バヤデール、そしてジゼル。
ザハロワさんのバレエを鑑賞して、より深いバレエの魅力にはまっていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。