こんにちは。kinakomochiです。
先日、大ヒット上映中の映画『鬼滅の刃~無限列車編~』を観てきました。
2020年11月15日現在、邦画、洋画を合わせた歴代興行収入ランキングで5位にランクインしているそうですね。
果たしてどこまで伸びるのでしょうか??
そんな大ヒットの『鬼滅の刃~無限列車編~』の感想が気になる方も多いと思いますので、今回は私の率直な感想を述べていきたいと思います。
※ネタバレも含まれますので、まだ映画の内容を知りたくない方はぜひ映画を観た後に見ていただけると嬉しいです!
それでは、参りましょう♪
目次
映画『鬼滅の刃~無限列車編~』感想
アニメ『鬼滅の刃』が人気な理由は何だろうか
映画の感想に入る前に、アニメ『鬼滅の刃』が人気な理由を考えてみたいと思います。
あらかじめ言っておきますと、私は普段アニメをあまり観ない人です。
ちゃんと観たことあるアニメはサザエさんくらいじゃないでしょうか。(ひどい)
そんな私ですが、『鬼滅の刃』は観ることができました。
私が鬼滅の刃を好きになった理由は、こんな感じです。
- 絵が美しい
- コメディ要素が入っていて面白い
- キャラクターが濃い
- 伏線がたくさんあって回収したくなる
- 戦い方のレパートリーが多くて飽きない
- メッセージ性が強い
- 後味がいい
- グロいけどグロ過ぎない適度な刺激
なんといっても、ufotableさんの絵がとても美しいですね…!
水の呼吸十一の型の「凪」のシーンは特に美しくて、話題になっていました。
少年漫画特有の戦いのシーンは少し苦手だったのですが、呼吸によって変わる様々な技が全て美しくて、ほかにどんな呼吸や型があるのだろうかと、気になって見てしまいました。
支持する世代が幅広いということも聞いたことがありますが、激しくも美しい戦いのシーンのように、全てのジャンルが混ざったような、バラエティ豊かな絵が人気の理由の一つではないかなと思っています。
また、キャラクターの作り込みが半端じゃないなと思うのは私だけでしょうか?
『鬼滅の刃』のメインキャラクターは、炭治郎、ねずこ、善逸、伊之助の4人ですが、物語が進むにつれて無惨や珠代さん、柱たちとお館様…というように、強いサブキャラクターのような人たちがたくさん出てきます。
登場するすべての人たちが強いキャラクター性を持っていて、どれも魅力的というのがすごいなと。
小説の話で、素人が登場人物でかき分けられるのは3人くらいだと聞いたことがありますので、これだけの人数をしっかり使いこなせるのは原作者である吾峠 呼世晴さんの技量でしょうね…。
まとめると、視聴者が『鬼滅の刃』にハマる大きな理由としては、絵の美しさと魅力的なキャラクターの多さかなというのが私の考察です。
映画の感想①下弦の壱、魘夢との戦い
引用:YouTube
さて、ここから映画の感想を申し上げます。
『鬼滅の刃~無限列車編~』で出てくる鬼は2人いますが、1人目は12鬼月の下弦の壱、魘夢です。
魘夢は、人間を眠らせていい夢を観させて、その間に精神の核を破壊し、廃人と化した人間に恐ろしい悪夢を見せ、食すようです。
人間は時に、"いい夢"から抜け出さなければならないのだなと考えさせられる戦いだったと思います。
魘夢の攻撃では、柱である煉獄さん、炭治郎、善逸、伊之助のそれぞれの"いい夢"と無意識領域を見ることができましたね。
個性豊かでとても面白かった!
特に、炭治郎の夢での自分との戦いは、個人的にぐっときました。
ずっと夢の中であるはずだった日常の中で暮らしたいけど、それは過去のことだから、振り返らずに現実に戻らなければならない。
誰にでも、戻りたい過去がある。
時には過去を見つめて、現実を否定したくなってしまうこともあるけれど、私たちは現実を生きなければならないのだと。
炭治郎のように、過去を振り切って泣きながら現実を生きている人がどれほどいるのだろうかと切ない気持ちになりました。
それと、炭治郎の無意識領域、美しすぎましたね…!!
あの光の妖精みたいな5人の子は炭治郎の中にいる家族への気持ちなのかなぁと思ったりしましたが、どうなんでしょう。
ufotableさんの美しい映像が観れたシーンだったなと思います。
個人的にはもっと善逸の活躍シーンが観たかったなぁ(推し)。一撃で終わってしまった(笑)でもいつも一撃か。
映画の感想②上弦の参、猗窩座との戦い
引用:YouTube
さて、『鬼滅の刃~無限列車編~』に登場する2人目の鬼は、12鬼月の上弦の参、猗窩座です。
猗窩座と戦う相手は、炎柱である煉獄杏寿郎さん。
この戦いのシーンは見事でしたね…!
炎の呼吸の美しさよ。
また、正義感の溢れる煉獄さんの過去のシーンから垣間見える幼子のような使命感に、涙腺がゆるむシーンでした。
猗窩座の登場シーン、なんかカッコよかったですね。ギターの音色が響いちゃって…。カリスマ性がありました。
これが上弦と下弦の差か。
猗窩座との戦いのテーマは「戦う動機」にあったのかなと思います。
猗窩座の動機は「とにかく強くなって誰かと高め合いたい」。煉獄さんの動機は「弱きものを助ける強い者の責務」。
実際、私がいま生きてる動機って何なんだろうかと考えてしまいました。
人間がそれぞれに与えられた「得意分野」は、それをただ高めるのではなく、それによって誰かを救うためにある。
私にはそれができているのだろうか??
映画の感想③煉獄杏寿郎の生き方
猗窩座との戦いの中でもふれましたが、煉獄さんはずっとお母さまとの約束を胸に抱いてましたね。
「お前が強く生まれた理由は、弱い人を助けるためだ」と。(こんなニュアンスだったと思います)
そして、それを全うするために、柱になった。
本当は、父親に認めてもらいたかったようですが、それは認められず。
ただ、このシーン、煉獄さんの"いい夢"であるはずなので、本来であれば父親も認めてくれるべきなのではと思ってしまいますが、煉獄さんの中でどこかあきらめているところがあったということなのでしょうか。
煉獄さんの中では「母親との約束を守る」ということが第一にあったのだろうなと思います。
母親の力は偉大ですね。
最後の方のシーンで、再び母親が現れた時に、私は知らず知らずのうちに泣いてました。
よかったね、煉獄さん。
私もだれかと、一生破らない約束をしてみたい。
おわりに 鬼滅の刃を自分にあてる
ここまで、映画『鬼滅の刃~無限列車編~』の感想を述べてきました。
共感していただける部分はございましたか?
『鬼滅の刃』を見ていて思うのですが、鬼って人間だれしものなかに存在するのだろうなと。
利己的な心と言いますか、邪心と言いますか。
それがあるから人間らしいのだけれど、しかしそれを滅することも時には必要ですね。
『鬼滅の刃』の今後の展開が楽しみですが、私も心の鬼を退治できるように日々精進したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。