こんにちは♪
読者様は、パリ・オペラ座バレエ団のオープニング・ガラをもう観られましたか?
2021年度シーズンの開幕を彩る、パリオペラ座バレエ団の豪華な公演が期間限定で無料配信されています!
今回は、このパリオペラ座バレエ団のガラ公演の内容と感想を、備忘録として記録します。
- ガラ公演をこれから観ようかなと検討している人
- ガラ公演の感想が気になる人
- バレエの豪華な世界に触れてみたい人
この記事を参考にしていただけると、嬉しいです。
目次
パリ・オペラ座ガラ配信備忘録【2021年度オープニング・ガラ】
本記事は、以下の内容でお話ししていきます。
- パリ・オペラ座のオープニング・ガラの概要
- パリ・オペラ座のオープニング・ガラの感想
- パリ・オペラ座のオープニング・ガラを観る方法
パリ・オペラ座のオープニング・ガラとは?
パリ・オペラ座バレエ団
「オープニング・ガラ」配信概要
- 上演日時:2021年1月27日
- 出演:パリオペラ座バレエ団エトワール、プルミエール・ダンスーズ、コールドバレエ、パリ国立オペラ座バレエ学校の学生
- 会場:パリオペラ座ガルニエ宮
- 配信期限:明らかにされていません
- 視聴料金:無料
- 視聴サイト:https://chezsoi.operadeparis.fr/ballet/videos/gala-d-ouverture
まず、オープニング・ガラとは、新シーズンの幕開けを祝うガラ公演のことを指します。
ガラとは、お祝いのコンサートという意味です。
普段同じ舞台に立つことがないような主役級のスターダンサーたちの共演を観ることができます。
ガラの演目は、グラン・パ・ド・ドゥやソロの作品、コンテンポラリーから一作品などが上演されます。
パリ・オペラ座バレエ団のオープニング・ガラは、デフィレと呼ばれるダンサーたち勢ぞろいする行進が、とても有名です。
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引用:Instagram
2021年度のオープニング・ガラは当初2020年9月に行う予定でしたが、2021年1月27日に延期となり、無観客で上演されました。
会場は、パリ・オペラ座のガルニエ宮。
スポンサーはフランスを代表する企業である、ROLEXとCHANELです。
パリ・オペラ座のオープニング・ガラの感想
さて、ここからは2021年度パリ・オペラ座バレエ団オープニング・ガラの感想を演目ごとに綴っていきます。
冒頭は、アレクサンダー・ネーフ総裁とオーレリ・デュポン芸術監督による挨拶がありました。
ガラのプログラムは以下の通りです。
- デフィレ・ドゥ・バレエ
- グラン・パ・クラシック
- イン・ザ・ナイト
- 精密さによる不安定なスリル
デフィレ・ドゥ・バレエ
Défilé du Ballet(デフィレ・ドゥ・バレエ)
振付 : Albert Aveline, Serge Lifar
音楽: Hector Berlioz
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最初のプログラムは『デフィレ・ドゥ・バレエ』。
前項でも触れた通り、パリ・オペラ座のオープニング・ガラの代名詞ともいえるような有名なプログラムです。
「デフィレ」は、フランス語で「行進」という意味。
パリ国立オペラ座バレエ学校の学生たち(オペラ座の子ネズミと呼ばれます)から、バレエ団の星「エトワール」まで、オペラ座のダンサーたちが舞台に集結します。
やることは歩くことと、レヴェランス(お辞儀)だけですが、それでも美しいのがバレエです。
今回はコロナ感染予防のため、全員マスクを着用していました。
顔が半分隠れてしまうので、誰だかわかりづらいところはあるのですが…。
それでも、1人で歩いてくるエトワールは、やはり風格とオーラ、余裕?などが違うなと感じました。
挨拶一つとっても、個性があって、でもみんな美しい。
白いシンプルな衣装で、統制されている感じはあるのに、体の肉付き方や足の運び方、手の運び方、目線の運び方、などは人によってこうも違うものかと改めて思いました。
舞台横に並んでいるコールド・バレエの自然な足替えも、ぜひ観てみてください。
先頭の2人が息を合わせて足を変え、後ろにどんどん伝わっていく様子を見ることができます。
最後に全員が集結してポーズをとるところは、圧巻としかいいようがないですね。
まさに、1つの芸術作品でした。
グラン・パ・クラシック
Grand pas classique(グラン・パ・クラシック)
振付 : Victor Gsovsky
音楽 : Daniel-François E. Auber
衣装 : créés par la maison CHANEL
キャスト:Valentine Colasante(エトワール)、Hugo Marchand(エトワール)
2つ目のプログラムは、『グラン・パ・クラシック』。
キャストは、エトワールのバレンタイン・コラサンテと、ユーゴ・マルシャン。
衣装はシャネルによって特別に制作されたものです。
引用:YouTube
エトワール二人の安定して、ダイナミックなテクニックに魅了されました。
コラサンテさんは凛として強く美しい印象。マルシャンは溶けるような笑顔がずるいです。
クラシックバレエのテクニックが詰め込まれた、定番作品ともいえるようなグラン・パ・ド・ドゥなので、バレエ好きな方の中にはお好きな方も多いのではないでしょうか?
私も観るのは大好きです!
衣装もあいまって、とても贅沢にクラシックバレエを堪能できる空間でした。
イン・ザ・ナイト
In the night(イン・ザ・ナイト)
振付 : Jerome Robbins
音楽 : Frédéric Chopin
衣装 : Anthony Dowell
キャスト:
1er pas de deux :
Ludmila Pagliero(エトワール)
Mathieu Ganio(エトワール)
2ème pas de deux :
Léonore Baulac(エトワール)
Germain Louvet(エトワール)
3ème pas de deux :
Alice Renavand(エトワール)
Stéphane Bullion(エトワール)
3つ目のプログラムは、『イン・ザ・ナイト』。
アメリカの振付家ジェローム・ロビンズが、ショパンのノクターン4曲に振り付けた抽象的なバレエです。
3組の異なるカップルの様子が、淡々と静かに描かれています。
キャストはすべてエトワールのダンサーという、これまた豪華な共演でした。
元ロイヤルバレエ芸術監督のアンソニー・ダウエルによって監修された衣装も、3組とも異なる魅力がありどれも素敵です。
私が特に印象に残ったのは、3組目のカップルでした。
1組目、2組目は穏やかだったのですが、3組目はどうやら穏やかではない雰囲気。
喧嘩しているようだけど、やっぱりお互いを求めるような、感情の動きがとても分かりやすく、バレエの表現の面白さを感じました。
#GO2021
Place au Pas de deux des Étoiles Alice Renavand et Stéphane Bullion dans "In the Night" de Robbins. Une chorégraphie présentée au Gala d'ouverture du 27/01 et à retrouver gratuitement en replay sur https://t.co/nWfZtXxOYA.Merci à @ROLEX et @CHANEL pour leur soutien. pic.twitter.com/xdFZGKlK7j
— Ballet Opéra Paris (@BalletOParis) February 5, 2021
引用:Twitter
あとは、マチュー・ガニオのお顔が綺麗すぎて見惚れてしまいましたね。(浅い)
洗練されたバレエの美しさ、表現の豊かさを観ることができます。
精密さによる不安定なスリル
The vertiginous thrill of exactitude(精密さによる不安定なスリル)
振付: William Forsythe
音楽 : Franz Schubert
衣装 : Stephen Galloway
キャスト:
Amandine Albisson(エトワール)
Ludmila Pagliero(エトワール)
Paul Marque(エトワール)
Hannah O'Neill(プルミエール・ダンスーズ)
Pablo Legasa(プルミエール・ダンスーズ)
最後のプログラムは、『精密さによる不安定なスリル』です。
これは、アメリカの振付家ウィリアム・フォーサイスによる、コンテンポラリー作品となります。
1998年には、ニューヨークの「今シーズンのベストバレエ」批評家賞にも選ばれており、「これまでで最も技術的に難しいバレエ」と呼ばれています。
振付はものすごく複雑なのですが、衣装は段ボールのようにとてもシンプルです。
#GO2021
Retour sur le Gala d'ouverture et "The Vertiginous Thrill of Exactitude" de Forsythe avec l'Étoile Amandine Albisson et les Premiers Danseurs Hannah O'Neill et Pablo Legasa. À retrouver gratuitement en replay sur https://t.co/nWfZtXxOYA : https://t.co/ADIDuuwcN8 🩰 pic.twitter.com/AAajBeDmmf— Ballet Opéra Paris (@BalletOParis) February 4, 2021
引用:Twitter
バレエのテクニックがふんだんに使われており、息つく暇もありません。
男性2人、女性3人で踊っていますが、全員ソロのシーンがあり、2人で踊ったり3人で踊ったり全員で踊ったり…と、目まぐるしく舞台に立つ人が変わります。
男女で踊っていますが、リフトなどはないです。
5人のダンサーたちはみんな涼しい顔で難しいステップをこなしていて、ひたすら感心してしまいました。
完璧なポワントワークと、体の使い方をマスターしてないと、振り回されて終わりますね…。
やはり、ダンサーってすごいなと思わされます。
パリ・オペラ座のオープニング・ガラを観る方法
さて、ここまでパリオペラ座バレエ団のオープニング・ガラについてご紹介してきました!
改めて、オープニング・ガラを観る方法をお伝えしますと、以下のボタンをクリックするだけです!
メールアドレスを入力したり、料金を支払ったりする必要はございません。
ただし、配信期間も明確に提示されていませんので、気になる方は早めにご覧ください♪
おわりに オペラ座の舞台を堪能するチャンス!!
パリ・オペラ座バレエ団のオープニング・ガラは、本来チケットが一番安い席でも1万円、一番高い席だと6万円ほどするような超豪華な公演です。
会場には赤い絨毯が敷かれ、お花がいっぱいに敷き詰められ、ドレスコードはタキシード&イヴニングドレス…というと、想像がつきますでしょうか?
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なので、今回のような無料配信はとっても特別なのです。
興味を持った方は、この機会にぜひ観てみてくださいね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございます。